引越しの注意点とトラブルとして多いものに作業員が家具などに傷をつけてしまったり破損してしまうケースです。こういう場合は引越し業者の営業担当者に連絡を取って修理または補償の話をしましょう。また、大切な荷物が紛失してしまうということの無いように事前準備の際にダンボール箱には通し番号を記入しておき荷物リストを作っておけば足りないものがあった時にすぐ分かります。引越しをした後で気づいたとしても約款では3ヶ月以内に通知された荷物の破損や紛失について引越し業者が起こしたことであれば1年以内に補償することが定められています。ですから段取りとしては新居に着いたらなるべく早く荷物の中身や家具類をチェックすることが必要です。

段取りが悪く、もし引越しをキャンセルする場合は決められた期日までに引越し業者へ連絡して準備をしないとキャンセル料が発生します。基本的にキャンセル料は前日で料金の10％以内、当日だと20％以内としています。ですから引越しの前々日までに連絡を入れないと支払の義務が生じます。これには日程の延期も含まれます。ただし引越し業者は引越し日の２日前までに見積もり書の記載内容の変更の有無について申込者に確認することが標準引越運送約款で定められていますので、もし引越し業者がこの確認を怠った場合、申込者が引越し前日または当日にキャンセルしても申込者はキャンセル料を支払う必要はありません。ですが見積もり時などにダンボールや梱包資材を置いていかれている場合はこちらの負担で引越し業者へ返送しなければいけません。もし使用してしまったらその分の料金は支払う必要がありますので注意が必要です。

トラブルが起る注意点の中に追加料金が有ります。基本的には見積もり書に記載された金額が実際に支払う料金となりますのでその他特に記されていなければ追加料金は請求されません。しかし段取りや準備が悪く荷物の内容に変更があったり旧居・新居の情報が正しく伝わっていなかったために専用の車両を用意したり作業員を増員するなど思わぬ追加料金が発生することもあります。また荷造りが遅れているために引越し作業が大幅に遅れてしまった場合も追加料金の対象になるので注意しましょう。こうしたトラブルを避けるためにもあらかじめ不明な点は段取りや準備の時点で確認しておくことが必要です。
引越しに関するトラブルで困った場合は下記のサイトを参考にしてみましょう。

国民生活センター
消費・生活に関するトラブルや対策方法が紹介されています。